
ふたりで来た、月の明るい夜。
グラスを片手に、いつもはしない話をした。この夜のこと、ずっと忘れないと思う。


万月 - 無人島リゾート -
私たちよりもずっと前からここにあり
私たちよりもずっと後もここにある
この島に万月を創りました。



帰りの船の上で、誰もが少し黙っていた。
特別なことはしていないのに、
なんだか少し、心の奥のほうが満ちていた。
月は、来たときと同じ場所に浮かんでいた。
でも、それを見上げる自分たちのほうが、
どこか少し、変わっていた気がする。
そんな場所って、たぶんそう多くはない。